SOLUTION

有価金属の高精度分析

廃棄物・リサイクル原料中の有価金属高精度分析

限りある資源のリサイクルは
世界的重要課題。

廃棄された携帯電話やパソコン、テレビなどの家電製品に内蔵された電子基板には貴金属やレアメタル(希少金属)が含まれています。近年その廃棄物を資源として積極的に再利用する技術開発が進んでいます。天然資源に乏しい日本にとっては重要なリサイクル資源として見直され、その含有量評価は高精度な分析技術が求められています。

廃棄物中の有価金属は、これらの金、銀、銅の品位を分析し、
分析値から売買価格を決定しています。

パソコン基板中の金、銀、銅品位の例を
金額に換算すると・・・

  • 100g/tの場合 基板1トン
    あたり ¥500,000

  • 1,000g/tの場合 基板1トン
    あたり ¥70,000

  • 20%の場合 基板1トン
    あたり ¥100,000

※金額は相場により変動します。

廃棄物内の有価金属は多くの場合不均一に分布しており、分析試料のサンプリング、試料前処理方法や分析方法を誤ると、全体の平均品位とかけ離れた分析値になる恐れがあり、売買価格決定の際のトラブルの原因にもなります。

当社では、非鉄製錬会社(銅、鉛、亜鉛製錬会社)の分析部門として、有価金属、貴金属を含む原材料の高精度サンプリング、前処理及び分析技術を保有しております。

有価金属含有物(金・銀・白金・銅など)の回収フロー

廃家電製品から

  • リサイクル
    業者
  • 選別
    (基板・CPU
    など)
  • 非鉄製錬
    工場
  • 有価金属
    回収

一般ゴミ・産業廃棄物から

  • 焼却・
    溶融処理
  • 焼却灰・
    飛灰・
    溶融メタル
  • 非鉄製錬
    工場
  • 有価金属
    回収

各種素材・材料に応じて高精度サンプリング、前処理を行い、含有成分の分析をはじめ、その他様々な測定に対応。 含有成分、物性測定、発熱量、引火点など

〈例〉有価金属含有物の分析工程の流れ(電子回路基板)

  • ❶破砕

    破砕機等を用いて
    切断

  • ❷マット融解
    (均質化)

    特定の試薬と混合し、電気炉で破砕試料を融解

  • ❸微粉砕

    放冷後の試料を
    微粉砕

  • ❹試料の融解

    微粉砕試料を
    溶融電気炉で融解

  • ❺金銀濃縮・回収

    濃縮させた金銀を
    回収

  • ❻金銀重量秤量

    回収した金銀の
    重量を秤量

  • 分析結果報告

日本全国の清掃工場、リサイクル業各社より廃棄物中の有価金属分析を受注しております。 また分析結果についても高い評価をいただいております。ぜひお問い合わせください。

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